
こんにちは!!
蒲生相続相談センターのつるぴかハゲまることほんじょうです。
今回お話させていただく内容は
「成年後見制度」!!
日経新聞で、成年後見制度が変わるかもしれないという内容の記事が掲載されていたので、その件についてお話したいと思います。
いってみよ!

成年後見制度について
そもそも成年後見制度って何?
簡単にお話させていただきます。
ご高齢になってくると、どうしても物忘れがひどくなってきます。
ひどくなりすぎると、アルツハイマーや認知症といった病名の診断を病院で受けることになります。
つまり、ご自身の意思判断能力を示すことが出来なくなってしまうんですね。
その場合に、当事者の方が家を売却したりすることは出来ません。
売却のご契約が出来ないからです。
では、どうするのか?
この場合、家庭裁判所で成年後見人という代理人を選任して代わりに、お手続きを進めてもらうという方法を取ります。
成年後見人には、ご家族の方が、選任されることもありますが、大体、専門家が選任になることも多いです。
その成年後見人ですが、一度選任されると、原則、お亡くなりになるまで代理人業務は続きます。
ご本人様が意思判断能力が復活するとか、成年後見人がむちゃくちゃな方で解任されるなどの理由がない限り、お亡くなりになるまで続いてしまうんですね。
当然専門家が選任されてしまうと、月々費用もかかってしまいます。
財産の価格にもよりますが、3万~5万位の費用がかかります。
今回、その「成年後見制度」が変わるかもしれません。

どう変わるの?
お亡くなりになるまで成年後見制度が続くのを緩和しようということです。
目的を持って成年後見制度を選任出来て、その目的が終わったら終了出来るようになるというお話です。
他にも、期限を決めて選任出来るようになるかもしれません。
家を売却して、ご本人様の施設入居代に充てたいという話はよくあります。
しかし、成年後見人がずっと続いてしまっては、ご家族の負担にもなります。
なので、家を売却して施設入居まで成年後見人を選任するという事が、これから出来るようになるかもしれません。
それぞれのご家庭に事情というものがあります。
その事情も考慮して、もっと柔らかく成年後見制度を利用出来るようにと、話し合いが進められています。
正式に決まったらまたお話させていただければと思います。

まとめ
今の成年後見制度ではどうしても利用者が少なく、このままではせっかくの制度が勿体ないので、もっと利用してもらえるようにという事が背景としてあると思います。
今回日経新聞で掲載された内容であれば、成年後見制度を利用される方がかなり増えるんではないかと思います。
今回は以上です。
皆様、ごきげんよう!!
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がもう相続相談センター
代表本上(ほんじょう)。
大阪司法書士会、東支部所属。相続相談、不動産登記、遺言書作成、税金周りの専門家。相談や行動を後回しにし、後悔・損をしてしまう人を減らすため、日々奮闘中。NSC(吉本)卒業の元お笑い芸人。