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  3. 空き家を相続したら?対策方法と注意点

相続するものといえば、現金だけではありませんよね。

実家を相続することもあるでしょう。

もしその実家が、空き家だったら。。。

空き家を相続した場合、どのような対策が必要となるのでしょうか。

もし、自分たちの住んでいる地区から遠く離れている空き家を相続してしまった場合、悩んでしまいますよね。

自分たちの住んでいる生活エリアでの、管理や売却であればそれほど悩む必要もないかもしれません。ただ、人によって相続の内容も変わってくる事が多いですよね。

そこでここでは相続した空き家の対策方法や注意点についてご紹介したいと思います。

◯空き家を相続する時の進め方

空き家を相続する際は主に以下のの順番で進める形となります。

①相続人の確定

まず始めに、被相続人の相続人を確認し相続登記の申請者を決めます。基本的には配偶者、子、父母、祖父母、兄弟姉妹が相続人である場合が多いです。

②相続登記の申請

相続登記とは、被相続人の所有していた不動産の所有権を、相続人に移す手続きになります。相続登記を行うためには、

・相続人の戸籍謄本

・被相続人の除籍謄本(出生からお亡くなりになった記載の戸籍)

・遺産分割協議書(または遺言書)

などの書類が必要になってきます。

③固定資産税の納付

空き家を相続した場合、相続日から固定資産税を納める必要があります。固定資産税は、毎年4月1日時点の所有者に対して課税されることになります。

④空き家の管理

空き家をそのまま放置しておくと、倒壊や不法占拠などのトラブルが発生する可能性があります。そのため、空き家は適切に管理する必要があります。主に空き家の管理としては、

・賃貸する

・売却する

・解体する

・相続税の申告

相続した財産によっては、相続税の申告が必要な場合もあります。ちなみに相続税の申告期限は、被相続人の死亡後10ヶ月以内になります。

また空き家を相続した際は以下の注意点もありますので、相続する前に十分に検討する様にしましょう。

・相続税の課税対象になる可能性がある

・固定資産税の負担が発生する

・管理に手間と費用がかかる

・倒壊や不法占拠などのリスクがある

◯相続前の空き家を確認する際のポイント

相続前の空き家を確認するポイントとしては、

①建物の状態の確認

・雨漏りやひび割れなどの損傷部分の確認

・腐食や劣化部分の確認

・不法占拠や放火などの実被害は無いかの確認

そして次に土地の確認になります。

②土地の状況の確認

・境界線の有無

・隣地とのトラブルの有無

・不法投棄などの問題

そして次は税金関連の確認を行います。

③固定資産税の納付状況の確認

もし納付が滞納されている様な状況の場合は速やかに納付する必要があります。そして空き家が相続税の対象となるかどうかについても確認する様にしましょう。

なぜなら空き家を相続した場合、相続税の申告が必要になる場合もあるからです。

④火災保険の確認

現在、火災保険がかかっている不動産であるか、という確認も必要です。期限がきれていたり、保険に加入していない場合は、加入の検討が必要です。

◯相続した空き家の注意点について

相続した空き家を管理する際には主に以下の注意点があります。

・固定資産税の納付

・相続税の申告が必要な場合がある

・不法占拠のターゲットになりやすい

・放置することによる倒壊のリスク

・火災のリスク

相続した空き家を管理する際には以上の点に注意して適切な管理を行なっていく必要があります。また具体的な空き家の管理内容としては、

・定期的な巡回

・清掃や修繕

・防犯対策

・除草や防虫対策

なども行いつつ、空き家周辺の環境などにも、目を配る必要もあります。

◯相続後の空き家の活用方法

相続後の空き家の活用方法をいくつかご紹介したいと思います。また、それぞれの注意点などに関してもご紹介したいと思います。

- 賃貸する

空き家を賃貸することで、収入を得ることが可能です。また、空き家を管理しながら、自身の住まいやセカンドハウスとして活用することもできます。

<注意点>

空き家が賃貸可能な状態であるかどうかを確認し、周辺の相場を参考にして、適切な賃料を設定します。そして不動産会社に依頼して、入居者を募集することになります。

- 売却する

空き家を売却することによって、所有権を放棄することも可能です。また、相続税の納税に充てることもできます。

<注意点>

空き家が売却可能な状態であるかどうかを確認し、相場を参考にして、適切な売却価格を設定します。そして不動産会社に依頼して、売却を進めるか、自分で売却するかを検討します。

- 解体する

空き家を解体することによって、倒壊や不法占拠などのリスクを回避することができます。また、新たな建物を建てることもできますよね。

具体的な活用方法は、空き家の状態や所有者の状況によって異なりますので、それぞれの状況に合わせて、適切な活用方法を検討することが大切になってきます。

<注意点>

解体費用を事前に確認しておき、必要な場合は、解体許可を取得します。また、解体後の廃棄物の処理方法を検討します。

相続した空き家は、そのまま放置しておくと、倒壊や不法占拠などのトラブルが発生する可能性があります。そのため、適切な管理方法や活用方法を検討して、空き家を有効活用することが大切になってきます。

◯まとめ

空き家を相続する場合、今後の管理体制をどのようにするのかを念頭に進めなくてはいけません。金銭的な悩みもありますが、適切な管理方法や運用方法を知ることでメリットに変わることもあります。

どうしても相続したくない場合は、相続放棄という手段も効果的かもしれません。ただ、どうすれば良いのかわからない場合は、専門家の意見を取り入れることも、検討した方がよいでしょう。

ぜひ参考にしていただければと思います。

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また、空き家のように、どう対処していいかわからないものを相続する場合もあります。

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