【最初に読むべき】相続の準備は何をしたらいい?何から始めたらいい?

「相続のこと、そろそろ考えないといけないのかな…」

もし今、あなたがそう感じてこのページにたどり着いたなら、すでに“最初の一歩”を踏み出しています。

でも、いざ「相続の準備をしましょう」と言われても、何をすればいいのか、どこから始めればいいのか、正直わかりづらいですよね。

相続は、放っておくとトラブルのもとになりやすく、特に財産の内容や家族の関係性によっては“思わぬ対立”に発展することもあります。

この記事のポイント

この記事では、相続初心者の方向けに、「どんな準備が必要なのか」「何から始めればよいのか」を、専門用語をできるだけかみくだいてわかりやすく解説します。

家族の未来を守るために。まずは知ることから、一緒に始めていきましょう。


目次

「相続の準備」と聞いて、まず思い浮かぶのは「お金のこと」ではないでしょうか?もちろんそれも正解です。

ただ実は、相続の準備にはもう一つ重要な視点があります。それが「家族の関係(家族仲)」です。

相続の対策は、大きく分けて以下の2つを対策します。

  • 財産への対策
    不動産(家や土地)、預貯金、などを、誰にどう分けるかを考えるための対策。相続税を抑えるたり、納税資金を確保することも可能。
  • 家族仲への対策
    相続をきっかけに家族の関係が悪くならないようにするための対策

「お金」と「家族関係」、この2つをセットで考えることが、トラブルを避けるための第一歩です。


相続とは、誰かが亡くなったときに、その人が持っていた財産を、相続人(亡くなった人の財産を受け取る人)に引き継ぐことをいいます。

よくある相続財産の例

  • 銀行口座にあるお金(預貯金)
  • 自宅などの土地や建物(不動産)
  • 車、株、生命保険の死亡保険金
  • 借金、ローンの残債(マイナスの財産)

「借金まで引き継がれるの!?」と驚いた方も多いかもしれません。

はい、原則として借金も相続の対象です。だからこそ、きちんと“準備”が必要なんです。


前項で紹介した相続する「財産の種類」によって、準備すべき内容や注意点は大きく変わります。

たとえば…

預貯金が中心の場合

比較的スムーズに手続きが進みますが、複数の相続人がいる場合、誰がどれだけ受け取るかで揉めることがあります。

不動産がある場合

相続で最もトラブルになりやすいのがこのケース。自宅を兄弟で共有する?売って現金にする?など判断が必要で、手続きも複雑です。

借金がある場合

何も対策をしないと、借金も自動的に引き継がれてしまいます。
こういった場合は相続放棄(借金などを一切相続しないと宣言する制度)という選択肢もあります。

財産の内容をきちんと把握し、それに合った準備をしておくことがとても大切です。


相続対策は「財産の内容」だけでなく、「家族の状況」によっても変わってきます。

たとえば…

相続人が多い家庭

財産の分配方法で揉めたり、相続の手続きに苦労する可能性が高いです。

兄弟姉妹の仲があまり良くない家庭

不動産など分けにくい財産があると、話し合いが難航しやすいです。

親が要介護者の家庭

介護負担に偏りがあると、相続時に財産の分配割合でトラブルになりやすいです。

子が遠方に住んでいる/子が仕事に忙しい

相続時にスムーズに手続きできず、苦労する可能性があります。

親の物忘れが激しくなってきた

認知症になると様々な対策ができなくなり、問題が多発します。

子どもがいない夫婦

配偶者と、兄弟姉妹で遺産を分けることになり、トラブルの原因に。

再婚家庭で前妻との子どもがいる

前妻の子にも相続権があるので、トラブルの火種になることも。

「うちは揉めないだろう」と思っていても、相続では、普段見えなかった“お金の感情”が出やすいもの。家族の関係性も考えて準備をしておくと安心です。


ここでは、相続でよく使われる主な対策をシンプルにご紹介します。
「何から手をつければいいか分からない」という方は、この中から気になるものを1つ選んでみるのも良いスタートになります。

遺言書

財産の分け方を自分で決めておけるので、家族間の争いを防ぎやすくなります。
遺言書は、全ての対策に必要と言っても過言ではありません。

生前贈与

生きているうちに一部の財産を渡すことで、将来の相続をスムーズにします。

家族信託

将来、判断能力が落ちても、信頼できる家族に財産を託して管理してもらう仕組みです。

任意後見契約
(にんいこうけんけいやく)

認知症などに備えて、自分の代わりに手続きや管理をしてくれる人を決めておく制度です。

死後事務委任契約
(しごじむいにんけいやく)

亡くなった後の手続き(葬儀や解約など)を信頼できる人にお願いする仕組みです。

生命保険の活用

保険金はすぐに受け取れるため、葬儀費用や緊急の支出に備えやすくなります。

財産目録の作成

預金や不動産など、自分の財産を整理しておくことで、家族の負担が大きく減ります。

不動産の整理

共有名義を避ける、売却を検討するなど、もめやすい不動産は早めに方向性を決めておくのがポイントです。

家族との事前の話し合い

気まずくても、家族で話しておくことで「想定外のもめごと」をかなり防げます。

相続放棄
※相続が始まってからの対策

親に借金があった場合など、相続を“受け取らない”選択も可能です。期限(3ヶ月)があるため早めの判断が大切です。


ここで、相続の現場を数多く見てきた司法書士として、初心者の方にぜひ知っておいてほしい注意点を3つお伝えします。

注意点1

相続には期限がある

相続の手続きは「いつかそのうちやればいい」と思われがちですが、実は “期限”があるものも多く、放置すると取り返しのつかない事態になることもあります。

たとえば、先ほども少し触れた「相続放棄(そうぞくほうき)」には、相続が始まってから3ヶ月以内という明確な期限があります。これを過ぎてしまうと、たとえ借金があったとしても、自動的に相続したことになってしまうのです。

注意点2

仲が良くても揉める

「うちは兄弟仲もいいし、心配ない」と思っている方も多いのですが、お金の話になると、驚くほど簡単に関係が悪化してしまうのが現実です。

注意点3

ある日突然やってくる

家族が亡くなって急に相続の話が必要になり、大慌てで相談に来る方々をたくさん見てきました。
「もっと早く相談していれば…」という声は、本当に多いです。

だからこそお伝えしたいのは、“元気なうちに備えておくこと”が、家族への一番の思いやりだということです。

今このページを読んでくださっているということは、すでに一歩を踏み出している証拠。
焦らなくて大丈夫です。まずは一つずつ、できることから始めていきましょう。


「でも、何から手をつければいいの?」と迷ってしまう方も多いと思います。

そんな時は、まずは一度、専門家に相談してみてください。

当センターのように無料相談を実施しているセンターを利用して、自分にあった対策を整理することがオススメです。対策を自力でやるのか、専門家に委託するかについては、後から決めればいいのです。まずは状況整理が大事です!


当センターでは、ご家族の状況、財産の内容、ご希望などをうかがいながら、「必要な準備は何か?」を一緒に整理していきます。

無理な営業は一切しませんので、「ちょっと聞いてみたいな」くらいの気軽な気持ちでご連絡いただけたらと思います。

相続は、「亡くなった後」の話ではありません。
「今、あなたが考えておくこと」で、未来のご家族の不安やトラブルを大きく減らせます。

このブログが、その第一歩になれば幸いです。


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皆様、はじめまして!

がもう相続相談センター代表の本上崇 ( ほんじょう たかし ) と申します

簡単に自己紹介させていただきますと、 実は私、司法書士になる前は、プロサッカー選手を目指してブラジルに留学したり、お笑い芸人をしていたりと、少し変わった経歴の持ち主なんです。

「え、司法書士なのに?!」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)。

でも、 これまでの経験を通して、どんな人とも “楽しく、わかりやすく” コミュニケーションをとることの大切さを学びました。

そして、その経験は、相続問題という複雑で、時にデリケートな問題を抱えたお客様と向き合う上で、大きな強みになっていると自負しています。

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